知らなかったUNOのルール

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最近、上の子(5歳)がUNOにハマっています。
基本的なルールは覚えました。
家に居ると、UNOを持ってきて、やろうと言います。

下の子(3歳)も興味本位で参加します。
ルールはあまりわかってません。
とりあえず同じ色を出せばよいということだけ理解したようです。

これを機にUNOのルールについて再確認しました。
日本ウノ協会サイトの競技ルールを確認すると、今まで理解していたUNOのルールとは何点か違うところがありました。

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基本ルール

ご存知とは思いますが、
・7枚ずつ配る
・時計回り(左の人)に順番に色か数字が一致する手札を出す。無ければ山札から1枚取る。
・手札が残り1枚になったら「UNO!」と言う(ウノコール)

2枚出しルール

日本ウノ協会より

◆2枚出しルール。自分の手番において色と数字が一致する同一の数字カードは一度に捨てることができる。ただし全てのアクションカードは必ず1枚ずつしか出せない。
※競技ルールとして、公式ルール(Official Rule)にオリジナルとして追加されたルールです。

色違いでも数字が一致してれば、何枚でも出せると思ってましたが「色と数字が一致」していないとダメのようですね。
UNO1セットの中に「色と数字が一致する同一の数字カード」は各色2枚しか入っていない(「0」は各色1枚)ので、
3枚4枚出しはあり得ないということになります。

色変える目的で、別色・同数字カードを普通に出してましたし、
同じ数字を4色持っていて次の順番が来たら何の色でも絶対にあがれる。という戦法は使えないのですね…。

しかもアクションカード(記号カード)に関しては2枚出しもできないようです。
これも初耳でした。

最高2枚しか出せないということで、手札が多くなってしまった時の立て直しが困難です。

UNOコール

「基本ルール」の項で「手札が残り1枚になったら「UNO!」と言う(ウノコール)」と記載しましたが、
正確には「次の順番が来たら上がれる状態になったら「UNO!」と言う」です。

日本ウノ協会より

最後に2枚の同一カードを出してあがることが可能なときもウノコールする。ウノコールをしていなかった場合はペナルティはないが、あがることもできず、カードは1枚のみしか捨てることはできない。
※競技ルールとして、公式ルール(Official Rule)にオリジナルとして追加されたルールです。

2枚の同一カードを所持していたら、次の順番であがることができるのでウノコールが必要です。

これも知らなかった。
2枚の同一カードを所持していたら、「UNO!」を言わずにいきなりあがれるものだと思っていました。
あがる前は必ずウノコールする、ということですね。

得点計算

誰かが手札をすべて出し切って上がったら、その時点で1ゲーム終了。

上がったプレイヤーは他のプレイヤー全員の手札の合計ポイントが得点となる。
また他のプレイヤーは自分の手札の合計ポイントだけ減点される。
競技ルールとしては、全5ラウンドをおこない、最終的に得点が高い順から1位、2位……と順位を決定する。

点数の数え方は、
それぞれのカードのポイントは数字カードは額面通り0~9ポイント
各色のアクションカードのスキップ、リバース、ドロー2は各20ポイント
黒いアクションカードのワイルド、ワイルド・ドロー4は各50ポイント

今まで得点計算はしていませんでした。
この計上のしかただと、アクションカードを持ち続けておくと、誰かにあがられた時に痛いですね。
数字カードも大きい数字から出していった方が負けた時に軽傷で済むかも。

チャレンジ

まったく存じ上げなかったルールです…。

日本ウノ協会より

ワイルド・ドロー4を出された次の手番のプレイヤーは直前のプレイヤーが本当に場札と同じ色のカードが手札にあるかないか“チャレンジ”と宣言してチェックすることができる。もちろんチャレンジしなくてもよい。チャレンジされたプレイヤーはチャレンジしたプレイヤーにのみ手札を公開する。
同じ色のカードが手札にあった場合、チャレンジ成功となりワイルド・ドロー4を出したプレイヤーのほうが4枚のカードをひかなければならない。またワイルド・ドロー4のカードは手札に戻し、正しいカード(場札と同じ色のカードやワイルド等)を出すこと。
同じ色のカードが手札になかった場合、チャレンジ失敗となりチャレンジしたプレイヤーがチャレンジのペナルティ分である2枚を含めて合計6枚のカードをひく。次の色指定は通常通りにワイルド・ドロー4を出したプレイヤーが決められる。

◆ワイルド・ドロー4の上にさらにワイルド・ドロー4が重ねられた場合、チャレンジはできない。ただしドロー2の上に重ねたワイルド・ドロー4にはチャレンジできるが、チャレンジ成功のためには場と同じ色のドロー2が手札にあることが必要。
※「◆」は競技ルールとして、公式ルール(Official Rule)にオリジナルとして追加されたルールです。

たとえば、
場に赤の「1」が出ていました。
ここでAさんはドロー4を出しました。
このままだと次のBさんが4枚引くハメに…。
ここで4枚引く前にBさんが「チャレンジ!」宣言。
AさんはBさんだけに手札を見せます。

ここでもしAさんが赤のカードを持っていた場合…
ドロー4を出す必要がない、他に出せるカードがあるのにもかかわらずドロー4を出した。
ということで、罰としてAさんが4枚引くハメに。チャレンジ成功!
出したドロー4のカードはAさんの手札に戻され、正しい数字カードを出します。

ここでもしAさんが赤のカードを持っていなかった場合…
Aさんはドロー4しか出すカードがなかったからドロー4を出した。
ということで、濡れ衣を着せた罰としてBさんは6枚引くハメに。チャレンジ失敗!

ドロー4が出しづらくなりましたね。

こんな場合は?

たとえば、
場に赤の「1」が出ていました。
Aさんは、ドロー4と赤の「2」を持っています。
こういう時、どっちのカードを出せばよいのか?

先にドロー4を出したら「チャレンジ」され、4枚引くハメになるリスクがあります。
ですので、
先に赤の「2」を出してウノコールし、最後にドロー4であがるのが順当です。

実は競技ルールでも公式ルールでも、ドロー4やワイルドカード、その他アクションカードであがるのはOKとされています。
何のカードであがってもよいのです。

競技ルールのゲーム性

競技ルールを導入すると、少しダマし合い要素が増えます。
「チャレンジ」もそうですが、「得点計算」によるダマし合いも重要です。

先ほど、数字カードも大きい数字から出していった方が負けた時に軽傷で済むかも。
と言いましたが、その考え方だと、ゲーム中もし相手が赤の「0」を出したら、
「あ、この人もう赤は持ってないのかな?」
と思えますよね?

単純に大きい数字から出していくと、相手に手札を読まれるかもしれません。
でも実はそう思わせるために引っかけとして使うのも大いにアリです。

この辺の心理戦の要素もあるので、面白みが増えると思います。
5歳にはちょっと難しいからしばらくはローカルルールでいいかな(笑)

ちなみに公式ルールでは
 ・2枚出し:無し。1枚ずつしか出せない
 ・ドロー2をドロー2で返すことはできない
など、
ローカルルール、競技ルールでできたことができなくなったりします。
これはこれで物足りなくなるかも・・・

既にローカルルールが広まっているUNOですが、そんな中に自分一人だけ
「ローカルルール反対!公式ルールでやるぞ!」と言っても、公式ルールの方が知名度低いわけで、
逆に「変なルール持ち込むなよ」と言われかねません。
周りの空気を読んで、どういうルールで遊ぶかみんなで確認した上で仲良く遊びましょう(笑)

日本ウノ協会 競技ルール
http://www.geocities.jp/unoassoc/rule.html

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